ダブルバトルで全体技を使っていると、必ずと言っていいほど遭遇するのが「ワイドガード」です。
多くのプレイヤーは、ワイドガードを警戒すると全体技を止めたり、攻撃対象を変更したりします。
しかし、本当にそれが正解なのでしょうか。
実はワイドガードを読まないという戦術もあります。
なぜなら、相手を「ワイドガードしか押せない状態」に追い込めれば、そのポケモンを実質的に機能停止させられるからです。
今回は、僕が実戦で使用した考え方をもとに、「片側拘束」というダブルバトルの重要な思考法について解説します。
結論:ワイドガード役を行動固定できれば勝ちに近づく
初心者がやりがちな考え方は次の通りです。
- ワイドガードを読まれる
- 全体技が防がれる
- 次のターンは違う技を選ぶ
一見正しく見えますが、実は相手目線では「もう一度ワイドガードしなければ負ける」盤面になっていることがあります。
その場合はこちらが無理に択を変える必要はありません。
むしろ相手をワイドガードに縛り付けることで、有利な盤面を作れるのです。
実質的に2対1を作り出す
例えば相手の場に次のような並びがいたとします。
- ワイドガード役
- エースアタッカー
こちらが全体技主体の構築だった場合、相手はワイドガードを押さなければエースが倒される状況になります。
すると相手は毎ターンこう考えます。
ワイドガードを押さないと負ける。
つまりワイドガード役は自由な行動ができません。
攻撃もできない。
補助技も打てない。
交代もできない。
ワイドガードを押し続けるしかないのです。
こうなると実際の盤面は、
- こちら:2体が自由に行動
- 相手:エース1体だけが自由に行動
という状態になります。
これは実質的に2対1の盤面です。
「読む」のではなく「縛る」
多くのプレイヤーは、
相手はワイドガードするかな? しないかな?
という読み合いを始めます。
しかし本当に強い盤面では、そもそも読み合いになりません。
相手がワイドガードを押すしかない状況を作るからです。
つまり重要なのは、
- ワイドガードを読むこと
- ワイドガードを避けること
ではなく、
- ワイドガードを押させ続けること
なのです。
Yu-Roomの実戦例
実戦では、相手がワイドガードを持っていることを理解したうえで、あえて全体技の圧力を維持しました。
結果として相手はワイドガードを連打せざるを得なくなり、片側のポケモンがほぼ行動不能状態になりました。
その間にもう片方へ集中攻撃を行い、盤面を大きく有利に進めることができました。
重要なのは、ワイドガードを突破することではありません。
ワイドガード役を拘束することです。
初心者がやりがちなミス
毎ターン読み合いを始める
相手がワイドガードを持っているだけで必要以上に択を散らしてしまうケースです。
結果として本来有利だった圧力を失ってしまいます。
全体技をすぐ諦める
一度防がれただけで全体技を選ばなくなる人も多いです。
しかし相手がワイドガードに縛られているなら、それだけで十分仕事をしています。
盤面全体を見ていない
ワイドガードを防がれた事実だけを見るのではなく、
- 相手は何を失ったか
- 何を押せなくなったか
- どのポケモンが拘束されたか
を考えることが重要です。
逆転の思考法
技が通ったかどうかを見るだけではなく、相手の選択肢がどれだけ減ったかを見ることも重要です。
ダメージを与えることだけが勝ち筋ではありません。
相手の自由を奪うことも立派な勝ち筋です。
ワイドガードを押させ続けるという行為は、まさにその典型例と言えるでしょう。
まとめ
- ワイドガードを読まない方が良い盤面も存在する
- 重要なのは突破ではなく拘束
- 相手をワイドガード固定にできれば実質2対1を作れる
- ダメージだけでなく選択肢の制限を見る
ダブルバトルでは「技を通す」ことばかりに意識が向きがちです。
しかし本当に勝率を上げたいなら、相手が何を押せなくなったのかにも注目してみてください。
相手をワイドガードしか押せない状態に追い込めたとき、あなたはすでに盤面を支配しているのかもしれません。


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